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刊行予告&ご報告 [小説のこと]

出していただける幸せ。

昨年末に大騒ぎをして校正を終えた原稿。
その後、順調に進み、刊行に漕ぎ着けました。

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居酒屋ぼったくり7』 アルファポリス 2月28日発送 → 27日でした!
『いい加減な夜食4 文庫』  〃    3月16日発送


 居酒屋話は依然としてじたばたの展開、夜食文庫には書き下ろし小話が入ります。
 店頭でお見かけの際は、よろしくお願いいたします。


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まずは目出度き春。

でもってご報告。
我が家の受験戦争はあっけなく収束いたしました。
なんというか、あれだ。
目的がはっきりしている奴の受験は決着が早い。
そうとしか言いようがない展開だった。

とにかくこれが学べればどこでもいい、というわけではないが
学問、特に文系なんてやる気次第でどうにでもなるし
これまで学業にかけた努力の量を考えたら高望みの余地すらない。
親の助言に従って、望む学部がある大学をリストアップ
しかるのちにどんな教授がどんな研究をしているかを調べ上げ
行きたい学校を絞り込んだ。
そこには偏差値やランクという概念はほとんどなかった。
偏差値が高かろうが低かろうが関係ない。
(そもそもうちの子、自分の偏差値がわかってない)
縁がなければ落ちるし、あれば通る、そんな感じだった。

かくして臨んだ入学試験、受けた学校は三校。
いや正確には二校だな……
(一校は割り振られた受験地があまりに遠くて
翌日の本命校に支障を来しそうでパスした)
上の子の中学から始まって以来初めて『補欠』という文字を見たあと
本命大学本命学部を見事にゲット。
センター試験含めて我が子の受験は都合4日で終了となった。
一方、世間様では入学試験はまだまだ続いている。
行くとこはあるんだし、どうせなら他の学校も受けてみる? 
という下らなすぎる親の言葉など端から無視で
我が子はさっさと参考書の類いを片付けてしまった。

まったくねーここまでぶれないといっそ清々しいわ!
なんて苦笑しながら、書類を揃え、入学金その他も払い込み。
延納手続きなんてとんでもない! の熱望入学。
めでたく我が子は春から大学生になることになった。
やれやれ……と安心したところに速達到着。

「○○大学 後期入学試験受験票」

おう……
確かに、まさか前期で受かるとは思わなかったから出願しましたが
お宅はすでに我が子に入学許可をくださったでしょう?
お金だって耳を揃えて払ったじゃないですか。
それとも……もしかしてあれは巨大などっきり???

なんてびくびくしながら過ごしている。
受験料を返せなんて野暮なことは言いませんが
「なーんちゃって」だけは勘弁してね!

ということで、心配してくださった皆様
誠にありがとうございました。
現在も受験続行中の皆様には、第一志望ゲットの合格菌を
お届けいたします。
ただし、この合格菌、難関校には効きそうにありませんので
ご自分でパワーアップさせてくださいませ。(深礼)



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何も手につかない [日常]

三年前のほうがまだマシだった……

高校と大学のダブル受験+夫の赴任準備
これ以上に過酷な状況はないだろう……
そんなことを思っていた三年前の私に中指を立てたくなる。
今年の我が家には受験生がいる。
あらゆる意味で(本当にあらゆる意味で!)
受験資格を得られるかどうか怪しかった我が子。
とんでもない裏技でなんとか受験に漕ぎ着けた。
とはいえ……受験できると合格できるはまったく違い
我が子の戦況は目を覆うばかり。
これはもう予測の範囲内で、本番は来年だと腹をくくってはいた。

だがしかし……
実際に受験期に突入してしまえば
なんとかなってほしい、なるのではないか?
と思ってしまうのが親の浅はかさ。
全身全霊の力を投入し、当地の大雪を回避させたまではいいが
それで力尽きた母は、我が子の武運を祈る余力なし。
かくして我が子は実力どおりの得点状況。
ということは、どちらの学校もお呼びじゃない~ってことで
これから始まる一般入試に向けての努力が必須。

それなのにああそれなのにそれなのに。
我が子は本日も通常営業。
(要するにエンジンはかかっていない状態)
そんな我が子が気になって気になって
何が出来るわけでもないのに私は仕事が手につかない。

三年前はできないできないと言いながらも
もうちょっと書いていた記憶がある(気のせいかもしれない)
だが今回は本当に無理だ。
息子の中学から始まって幾度かの受験を通り過ぎてきたけれど
今回は心配しなければならない要素が予想外すぎて
経験値が役に立たない。
(おまけに上の子が留年危機に陥っているし!!)
ただただため息をつくばかりの日々、原稿はちっとも進まない。

まったく弱いよなあ……秋川。
なんて我が身を嗤いながら、本日届く予定の校正ゲラを待っている。
作業なら出来る、出来るはずだと信じて……



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あけてしまっておめでとうございました。 [日常]

正月はいずこ……

またしても大掃除に着手できず、年越し感皆無の秋川ですが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。
いや、大掃除はしようと思ったのだ。
去年もなんやかんやでパスしてしまったから
今年こそちゃんとやろう、さもないとどえらいことになる……と。
ところが、どういうわけか今年は巡り合わせが最悪で
進行中の仕事がすべて手元に集まった状態で年を越すことに……

具体的にどういうことかというと
年の瀬ぎりぎりに校正原稿が届いたり
ちょっとした書き物の〆切を勝手に年内と決めていたり(自業自得)
余裕で書き上げたはずの原稿の改稿指示が異様に早かったり……
私としては、今年の仕事は12月20日まで、以後は主婦に専念!
と思っていたのだが、そのすべてが瓦解してしまった。
もちろん、どの版元も『作業は年明けで~』と仰ってくださったのだが
私の性格上、やるべきことがあるのに休むことは不可能。
したがって、21日以降も秋川続行、主婦復帰叶わず、となってしまった。

おまけに、12月の中頃、突然ガスコンロ昇天。
一切着火しなくなってしまった。
このコンロ、すでに14年使っていたからそろそろなあーとは
思っていたのだが、どうにもこうにもタイミングが悪い。
それでもガスコンロなしでの年越しはあまりにも無謀。
(というか、生活自体が成り立たない)
あわててガス屋さんに連絡して、これまた怪しい給湯器共々交換。
さらに、コンロ交換が終わった翌日、同じく14年もののオーブンレンジ昇天。
壊れたレンジを車に突っ込んで、新品を買いに走ることになった。
おかげさまで、コンロまわり、レンジとも新品で掃除の必要はなく
コンロがきれいならまあいっか……とすべての掃除を放棄……
頭上の換気扇は見ないことにして、年を越した。
いや、見ないことにするも何も、実際見ている暇など皆無だったのだ。

校正作業をしながら黒豆を煮、栗きんとんの芋を漉しながら小話を考え
ブリ照り焼きをグリルに突っ込んで改稿作業……
もはや、どこで秋川を片付けていいのかわからない状態。
わっせわっせとおせちを詰め、おおSMAPがいないジャニーズカウントダウン!
とか驚いて(今更?)いる間に年が明け、詰めたおせちをつついている間に正月終了。
この間に、ちょっとした用で二回ほど郷里と当地を往復もしたのだから
私ってどんな働き者よ!!!!!
である。

ということで、例年にもましてどっっったばっっったな年越し。
来年、来年こそはのんびりしたお正月を~!!!
(てか、真面目に掃除しないと家があ……/涙)
と思いながら……もしかしたらやっぱり無理かも……
と今から諦めている。

こんな私ですが、皆様、本年もよろしくお願いいたします。

ちなみに年末に片付けたものは2、5月ぐらいに刊行予定。
今年の刊行はあと2冊と文庫が何冊か……という感じです。
詳細、決まり次第ご連絡いたしますのでこちらもどうぞよろしく~



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未完の大作製造器 [小説のこと]

業務連絡。

某社秋川担当編集様
毎日せっせとキーボードを叩いておりますが
18万字になんなんとしても話が落ちませぬ。
私の書くものは概ね13万から14万字でひとまとまりですが
短編一話分超過してもエンディングに至っておりません。
その上、大詰めに持ち込まなければならないところで
とんでもない別ルートを思いつき脂汗がしたたっております。
かくなる上は、秋川自ら国外逃亡……
と思ったら、パスポート切れてた……orz

というのはリアルな話ですが(冗談とちゃうんかい!)
秋川の場合、大変良くあることです。

ストーリーをあれもこれも突っ込みたくなって収拾がつかなくなり
でやでやと無理やり書き上げた挙げ句
片っ端から削っていく。(号泣と共に)
もちろん、執筆途中でも書いては捨て、書いては捨て、しているので
ひとつの話を書き上げるために倍とまでは行かないまでも
1.5倍ぐらいの文字を叩いていることになる。
削った文章を移したファイルを振り返る度に、
なんという労働生産性の低さ! 項垂れてしまう。

時には自分で削りきれなくなって
編集担当さんに「いらないところ捨てて」と丸投げもする。
気の毒な編集担当さんは、だらだらと締まりのない文章を
必死こいて削ってなんとか形にしてくれる。
時には、いらないところは山ほどあるのに
肝心なところが描写不足でわけがわからない、なんてことも。
そのたび、編集担当様(筆者校正『さん』→『様』)は
ものすごくすまなそうに『ここらあたりをもう少し……』
なんておっしゃるわけである。
そんな工程を何度も繰り返して、ようやく秋川の話は出来上がる。

けれど、編集担当様から見た場合
これは本当に面倒くさい作業だと思う。
毎日毎日、書けない書けないと騒ぎまくる物書きを捕まえて、
呑ませて食わせて書かせるよりはマシかもしれないが
書くには書くがそもそもなっとらんという物書きも相当質が悪い。
昔の文豪など誤字脱字ですら恥だといった人もいた。
そんな人にとって編集者校正が入るなんて論外なのだろう。
私は超平成デビュー(謎表現)の物書きなので
昔の文豪と比べるのもおこがましいのであるが
感覚としてはどっぷり昭和で、文豪寄り。
『それが編集の仕事だろう、ごらあ!』なんて居直れるわけがない。
またしても、だらだらと書き散らかして申し訳ありませぬ。
平に平にご容赦……
土下座でも何でもしますので(腹の肉がつかえますけどね)
どうかこの話をなんとかしてやってください、なのである。
というか、編集担当様がいなければ即死。
編集担当様についていただける商業物書きになって
本当によかった、と思う瞬間である。

ということで年内最終原稿、脱稿という名の下駄預け完了。
このあと削って足して整えて……という作業が始まるし
初稿の出来からしても先行きはとても暗いが脱稿は脱稿。
あとは来年頑張ることにして、秋川は主婦に復帰~
と思った、あと一本小話を書かなければならなかった……orz
ううむ、今年の秋川家の大掃除はいかに??




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病院で風邪を引く [日常]

病院に行って病気になるとは。

いわゆる『特定健康診査』という奴を受けてみようと思った。
なにを隠そう秋川、歯医者が呆れかえるほどの反射の持ち主。
喉の奥になにかを入れられると嘔吐きまくりむせまくりで
毎度毎度、ドクター大奮闘。
型取りのための樹脂(?)を固めに練って短時間で終わるようにしたり
隣りにはりついて、『はい、秋川さん、鼻から息をして~』
『あと一分ですよ~』なんて励ましまくったり、それはそれは大変。
そんな私にとって、バリウムを飲むなんて自殺に等しい暴挙。
それぐらいなら胃カメラの方がマシだ! と胃腸科に突撃するほどなのだ。
従って、一般的な健康診断というものは十年以上受けておらず
先般、とうとうかかりつけ医に叱られた。
というか、コレステロール等の血液検査は特定健康診査に含まれるから
それを使えばただでできますよ~とアナウンスされたのだ。
要するに、朝飯抜いて受診券をもってきやがれ、ということである。

そんなわけで、特定健診のために病院に出かけた私が見たのは
患者で溢れかえる朝の待合室だった……orz
普段なら午前中に医者になんて行かない。
混み合っているのはわかっているし、朝から病院に来るのは
待合室を社交の場にしている一部お年寄りと
仕事を休んでまで病院に来なければならないほどの重篤患者。
つまり、待合室はまごうことなき風邪引きさんでいっぱいだったのだ。

うわあ……やばい……

そうは思いましたよ。
あわててマスクだってしたし、呼吸すら浅く、回数だって控えた。
でも、そんなもので対抗できるような状態じゃなかったんですねえ……
身長、体重血圧、内診、問診、採血……
それらをご機嫌良くこなし、帰宅してから二日後
夕方から寒気を感じ、あれよあれよという間に体温計は38度を超えた。
インフルエンザでもないのにこんな高熱が出せるなんて
さすが半年以上ジムに通って体力を付けただけのことはある……

じゃ、ねえよ!!

どうするんだ、仕事は~!!!

思わず冷や汗がたらり、たらり、それでも熱は一向に下がらない。
これはもう仕方がない、出来ぬものは出来ぬと諦めて闘病生活突入。
あいにくその翌日は休診日で病院にも行けず
これがインフルエンザだったらタミフルの有効期限も切れて大変だなー
とは思ったけれど、あのインフルエンザ特有の節々の痛さはなく
どう考えてもただの風邪
その証拠に、翌朝には37度台まで熱は下がっていた。

だがしかし、そこからが長かった。

熱が下がった代わりに頭痛が起き、頭痛が去ったと思えばすごい咳。
そういえば、病院に『呼吸は大丈夫か?』と心配になるほどすごい咳の人がいたが
それとまったく同じ症状。
ううむ……私がもらったのはあの人の風邪か! と恨んでみても時既に遅すぎ。
丸一週間経った今でも、けふけふけほけほげふんげふんのごほんごほん、なのだ。

それでも具合が悪いから仕事が出来ぬ、とは言えないのが物書きの辛さ。
書けない物書きは、ただの社会不適合者だ。
電話は無理でもメールや原稿は打てる。
というわけで、細々と仕事は続けるもペースは落ちまくり……
遅れに遅れた原稿、年末までに上がるかな? と頭を抱えている。

どちら様も、健康診断受診のタイミングにはお気を付けあれ。
くれぐれも、期限が切れそうだからといって風邪大流行のシーズンに
朝っぱらから病院に行くことになりませんように……



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なんと呼びますか? [日常]

そこで使ってる名称が基本かなあ……

場所によって呼び名が変わるものがある。
いつだったかの居酒屋話にも書いたけれど
出世魚の呼び方などわりと地域性が高い。
ブリの小さめの奴(笑)をなんと呼ぶかで
その人の出身が西なのか東なのかわかったりして面白いし
ネタとしても十分使える。

だが、本当のところ、こういう場所によって名前が変わるものを
地の文として(登場人物の発言以外)書く場合
どこの呼び方を記すべきなのだろう……
てなことを考えたのにはわけがある。

実は現在執筆中の原稿に、とある名称を使った。
ところが担当編集さんはその名称を知らなかったらしく
お利口さんな箱に訊ねたらしい。
その結果、「ああ、あれのことですか」となったのだが
この場合、やはり私が使った名称を改めるべきだろうか……

私自身、その「もの」の呼び方が複数あることは知っていたし
私が使った名称が一般的ではないかもしれないとも思っていた。
それでも登場人物が動き回っている場所を考えたら
その名称が使われているのではないか、と思ったのである。
だがしかし、編集担当さんがその名称を知らないということは
世の方々の半分ぐらいは知らないのではないか。
『考えずに読める』だけが売りの拙作で、そんなひっかかりを
作ってしまっていいのだろうか……ううむ……
などと悩んでしまったのである。

ちなみに問題の品はこちら。

oobanyaki.jpg


全国、至る所で売られているけれど呼ばれ方は様々。
一番使用頻度が高い名称を使おうと思うのだけどさてさて……
(商品名は基本的に使えないので、兵庫を中心に使われているGは除外)




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四周年 [日常]

おかげさまでなんとか……

まずは日頃から私の書いたものを読んでくださる方々
刊行にあたり様々なご助力をくださっている方々に
深い感謝を捧げるとともに、皆様のご多幸をお祈りいたします。


4年前の本日、『いい加減な夜食』が刊行された。
以下はそれ以後、私が書き殴ったものである。
(もう知ってる! と言われそうだが、防備録として……汗)


2012年  

  いい加減な夜食

2013年

  いい加減な夜食 2
     〃    3
  ありふれたチョコレート

2014年

  ありふれたチョコレート2
  いい加減な夜食外伝
  居酒屋ぼったくり
     〃   2

2015年
  
  居酒屋ぼったくり 3
    〃     4
  放課後の厨房男子
  幸腹な百貨店 
  いい加減な夜食    文庫  1
     〃          2
     〃          3
     〃          外伝
  ありふれたチョコレート 文庫  1
  
2016年

  いい加減な夜食  4
  居酒屋ぼったくり 5
     〃    6
  放課後の厨房男子 進路編  10月28日刊行予定
  メシマズ狂想曲        11月15日刊行予定
  ありふれたチョコレート 文庫  2


 正確には、2冊ほどはまだ刊行していないが、脱稿しているということで入れておいた。
 (コミカライズ作品については、原作者にすぎないのでノーカウント


にしても……いっぱいあるな。(爆)
 
思い返せば……デビューした直後だったかに、編集担当さんに言われた
「秋川さん、来年は3冊出しましょう! 出来れば4冊!」
 
……めちゃくちゃ温い笑いがわいた。

昨日までお気楽専業主婦だった奴に、無茶言ってんじゃねえよ! 

ところが、その編集担当さんは有言実行の人だったらしく
その年は本当に3冊出したし、さらに翌年は4冊の本が刊行された。

えーっと……この世には口だけって人が山ほどいて、みんなしれっと生きてるのですから
そんなに忠実に守る必要なんてありませんのよ、おほほほほーーー!

と高笑いで走り去りたくなった。
ってか、今も隙あらば走り去ってやろうと思っている。

正直、あなたはさー某社において目茶苦茶偉い人(のはず)なんだから
いつまでも泡沫物書きにちょっかい出してないで、会社の行く末とか真剣にだなあ……
と思ったりもする。
でもまあ、じゃあ担当チェンジ、と言われても大変困ってしまうので
ここはひとつ、大人しく薄ら笑いを浮かべておくことにする。
だが、現状手一杯、これ以上は無理っす!!!
新作とか言われても……
えーっと、新作ね、新作、時間ができ次第、なんとか……(←どあほ)

という感じの秋川滝美ライフ
年3冊でもギャーギャー言っていたのに、ふと見たら、今年は5冊刊行
なにやってんだ、秋川。
もう年齢的に言っても量より質だ。
もっと一行一行、大事に書け! タイムトラベラーは引退しろ!
とか、叱られる前に逃げ出したい。
(要するに、いつだって逃げ出したいのですな)

とはいえ、本人の予想と能力を超えた数の作品が
どっかどっかと出て行き、おかげさまで物書きとして五年目に突入。
幸いあと二年ぐらいは仕事をいただけそうなので
頓死しない限り七周年に向けてじりじりと忍び寄ることになりそうだ。
(書いたものが全部出るとは限らないけど、23冊が全部絶版にならない限り
物書きを名乗ることはできる……はずだ)

ということで、秋川滝美、皆様に支えられ、鍛えられつつ五年目突入。
以下の3作、webサイト等で予約&販売開始されております。
ご興味のある方は、よろしくお願いいたします。


厨房男子2.jpg


夜食2漫画.jpg


28067061_1.png





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減量作戦 [日常]

物書きになって得たものは?

なんだかどこかの雑誌の取材のような質問だが
これに対する答えは実に明確だ。
私が商業物書きになってから、かれこれ四年が過ぎた。
その四年の中で得た最大のものは
こともあろうに『体重』だった。

ただ楽しみでのたりくたりと物語を綴っていたときは
朝起きて一通り家事をこなして
ベッドに潜り込んでパソコンを膝にのせ適当に文字を叩きはじめた。
(我ながら、この『ベッドに潜り込んで』というのはあまりにも珍しい
執筆スタイルだと思うが、ここでは不問)
そのままぱたぱたと数時間書き散らかして少々昼寝。
これは25時就寝、5時半起床を余儀なくされる主婦生活の中で
やむなき補填だった。
そして夕闇が迫るころ、私はエコバッグを肩に外に出て行く。
日々の買い物と健康を保つためのウォーキングをかねて
1時間半ほどの外出、歩行距離にして1万歩前後である。
それなりに忙しかったし、眠かったし、疲れてもいたけれど
そこそこ健康……のつもりで暮らしていたのだ。

ところが……!

『いい加減な夜食』を上梓した後、私の生活はがらりと変わった。
とにかく時間がなくてウォーキングはおろか、買い物すら満足にできない。
ああもうこんな時間だ! と慌てまくり、車でばびゅーんとスーパーへ。
底値を求めてはしごすることもかなわず、目に付いた食材をカゴに。
(この場合、目に付いた=割引シール貼付でOK)
焼けばいいだけの肉、並べれば良いだけの刺身……
時には総菜で済ますこともあり、その頻度は徐々に増えいていった。
運動不足とカロリーの過剰摂取で体重計の数字はみるみる育っていった。
体重計の数字の桁が変わって青ざめたのは今年の春のことだ。

これはまずい……このままでは肥満死(造語)する。

でも呑気に二時間近く歩き回るほどのゆとりはない。
おまけに私の足は(正確にはアキレス腱)かつての酷使によって
変形した骨に痛めつけられて炎症を起こしっぱなし。
二時間どころか数十分の歩行すら怪しい。
それでも『なにか』をしなければ現在手を付けたままのシリーズが
終わるまで生きていられない……(めっちゃ大袈裟)

減量だ、減量!! 痩せろ秋川!!
せめてデビュー前の体重に戻せ!(自分に甘すぎ)

かくして本やら雑誌やらインターネットやら調べまくり
結局辿り着いたのは「プールに行こう!」だった。
とはいってもお値打ちな市民プールは我が家からいささか遠く
車で行くしかない上に駐車場は有料。
いくら使用料が安くても一回につき千円近い駐車料金は辛すぎる。
どうしようかな……と迷っている私の目に飛び込んできたのは
フィットネスクラブのキャンペーンチラシ。
一番お値打ちなコースは月額6千円程度。
年中温水のプールがあって家から車で数分、しかも駐車料金はかからない。
なるほどジムというのは機械に乗ってあれこれするだけじゃないのね……
プールがあって、なんとお風呂もある……
でもって……え!?

『3月31日までにご入会申し込みされた方は月会費二ヶ月間無料!』

無料という言葉に何より弱い私。
カレンダーの日付を確かめるとまさに3月31日。
迷ってる暇なんてなーーい!
てな具合で、腐れ物書き、フィットネスジム入会。
新年度より水中ウォーキングを開始した。
(実際に通い始めたのは4月3日から)
ただ、その時点であまり期待はしていなかった。

だってねえ……水の中をばちゃばちゃ歩くだけで
すいすい痩せたら苦労はない。
それよりなにより水中に生きる動物(特に哺乳類)は
軒並みずんぐりむっくりではないか!

それでも増え続ける体重とコレステロールと血圧の数字は
私のみならず家族をも不安に巻き込み、待ったなしの状況。
とにかく、半年、半年頑張ってみよう。
そんな情けない決意で半年ジムに通い続けた。
一日一時間、休館日を除いて毎日。
雨でも嵐でも台風でも雷でも屋内プールには関係ない。
我ながら、ちょっと『逝っちゃってる』ぐらい
水の中を移動しつづけた。
痩せる云々よりも水に入るって癒やされる~の一言だった。

結果……米一袋減(何キロ入りかは特に秘す)

はい、デビュー当時の体重よりもちょっとだけ軽い、ぐらいになりました。
もしかしたら加齢によるやつれを入れたら今のほうが細いかも。
(当社比ですから、あくまでも。体重の絶対値は依然として『女子にあるまじき』です)

ただ惜しむべきは、物書きになってからあまり他人に会っていなかったこと。
体重が激増したことも、それを半年でふるい落としたことにも気付かれない。
いばりんぼの私としては残念無念すぎる。
せめてブログで威張ってやろう! とこの記事を書いている……
わけではない(笑)
不肖秋川、昨今大変忙しい。
家庭内も問題なしとはお世辞にも言えない状況。
仕事関係、友人、親戚まで含めて
もしかして秋川「心労」のあまり、あるいは「不治の病」で痩せたのでは?
なんて心配をいただかないために表明しているだけである。

秋川滝美、純然たる『減量作戦』により痩せました。
心労で痩せるタイプじゃないし(むしろ太る
これといった病気もありません。
どちらさまも、ご心配なく。
リアル秋川を目にして、あれ?と思われた方は
存分に『痩せましたねえええええ!』ってびっくりして
ついでにちょっとぐらい褒めて。(本音)



【追記】

居酒屋ぼったくり 番外編 『ウワバミたちの女子会』 アルファポリスさんのサイトにて再公開しました。

この話は元々他作品とコラボしまくったお遊び作品だったため、さすがに書籍には収録できず
かといってこのまま消してしまうのも寂しい(私が)ということで、アルファポリスさんのサイトを
お借りして再公開と致しました。
すでにご覧の方はたくさんいらっしゃるでしょうけれど、まあこんな話もあったなーと
懐かしんでいただけると幸いです。




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『放課後の厨房男子』増刷御礼 [小説のこと]

是非とも広く伝えて! だそうだ。

あっちこっちの版元さんでお世話になっていると
各社のカラーというのが窺えて面白い。
基本、原稿を書いて渡すという作業に違いはないのだが
その過程あるいはその後において『作法』が違うのである。
ぶっちゃけ、改稿をどこまでやらせてどこから校正で直すか、
などというさじ加減は版元というよりも担当者さん自身の色だろう。
かれこれ4年物書きをやらせていただいているが
改稿から校正に移るタイミングが年々早くなってきて
ああこれは『この程度なら校正でOK」と思われる程度には
とんでもないポカをやらかす率が減ってきたのだなーなんて
ひとりでにまにまと気味の悪い笑みを浮かべている。
でもこれ、実際は『秋川は言っても聞かん』が周知しただけかも……
いや、そういう話ではなかった(書いてから言うな!)

版元さんによって色々違う、という件。
校了、責了、脱稿などいう言葉の使い方
契約書を交わす時期、支払いが発生するまでの期間
著者校で使うペンの色まで異なる。
(これは実は非常に驚いた。著者というのは赤で校正するものだと
ばかり思っていたがそうではないところもあった)
そんな中、一番面白いのは(正確には面白がっていられるのは)
告知タイミングではないかと私は思っている。
刊行が決まってそれを皆様にお知らせするタイミング。
某社はとんでもなく辛くて、どんなものを書いていても
版元が告知を終えないと、書き手は呟くことすら躊躇われる。
某社はわりと甘くて、校正に入ったぐらいのタイミングなら
「やっておしまい!」(こうは言わない)
某社はもっと甘くて、なんでもいいから触れ回れ……
(実際、ここまではない……汗)
某社は……もういい!

とまあこんな具合である。
これは刊行だけでなく増刷などの場合も似たような感じ。
で、増刷のご連絡をいただいたあと、これは言っていいの?悪いの?
なんて悩んだりもするのだ。
なので、今回『増刷決まりましたー!』と連絡をいただいたとき
ストレートに訊ねた。
その答えが、冒頭一文である。
聞きたがり、言いがりの私には秘密は大変重い。
デビューの時など、決まってから告知までの間に
原稿そのものよりも秘密厳守のために胃に穴があきそうだった。
そんな私にとって、「言ってもいいわよん」はとてもありがたい話。

ということで、盛大(でもない)に威張ってみる。

放課後の厨房男子」増刷となりました!!!

ひとえに手にとってくださった方のおかげと感謝しております。
続刊刊行のどさくさでも、どこかの書店の倉庫の片隅に
箱に入ったままの『放課後の厨房男子』が三千部ぐらい積まれていても
知ったことではありませぬ、とにかく秋川大喜び。
皆様、本当にありがとうございました!!!!

ちなみに続刊「放課後の厨房男子 進路編」は10月27日刊行予定。
男子校の調理実習室に巣くう万年腹へり男子が頑張る話です。
進路、恋、家庭の事情……あれこれ悩みは多いけれど
ちっとも重大に思えてこないのは秋川のカラーだとご勘弁ください。
前巻をお読みいただいた方がおそらく気にしていただいたであろう
部長渾身のコンテスト優勝弁当も再現されます。
通販サイトで予約も始まっておりますので
どんな感じかなーだけでもいいので覗いてやってくださいませ。




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絵の怖さ&刊行予告 [小説のこと]

絵は難しい。


9月から10月にかけて、秋川原作のcomicが二作刊行される。

   comics『いい加減な夜食2』 善内美景   アルファポリス
   comics『居酒屋ぼったくり1』  しわすだ   アルファポリス


私は基本的に、コミカライズ作品に関しては、それぞれの漫画家さんと漫画編集部さんに
丸投げで、どうぞ好きにお描きください、というスタンスを取っている。
漫画と小説は別物で、漫画に関しては漫画家さんの作品だ。
そもそも夜食にしてもぼったくりにしても漫画と小説では視点が違いすぎる。
漫画家さん達は私が思いもかけないエピソードを選んで
それはそれは面白くストーリーを作り上げてくださる。
正直『そこをそう切ったか! うぐぐぐーやられたー! きー! くやしい!!』などと
もんどり打ってばかりいるのだ。
こういう感情が沸くこと自体、自分の作品とは切り離している証拠だと思う。
あまつさえ、あまりの面白すぎて、意外すぎて、
もう最初からこの方々にオリジナルで描いてもらった方が良かったんじゃ……などと
壁を向いていじいじしまくっているのだ。

それでも原作者として名が載る以上、最終チェックを避けて通るわけにはいかない
……らしい。
やむなく、ネームやら組版やらを拝見して、ちまちまと重箱の隅つつきのような
コメントを差し上げるのだが、これも実際は、なんにもいわずにOK出してしまうと
「さては秋川、見てないな?」と思われかねないという姑息な考えによるもので
実際に『いや、そこはやっぱり……』なんて押し返されれば、
「あ、いいっすよ。言ってみただけっす」などとあっさり撤回する。
そんなこんなで刊行準備が進んでいくのであるが
今回はほんとうにコミカライズの怖さを思い知った。

とか書くと、「すわ、トラブル発生か!?」と興味津々になる方もいらっしゃるだろうが
すみません、そういうことではありませぬ。
実は、とある作品の中にワイングラスを持つシーンが出てくるのだが
このグラスの持ち方で文字と絵の違いを痛感させられたのである。

例えば、文字であれば『秋川はワングラスを持った』と書けば済むが
絵(漫画)の場合、『グラスの持ち方』自体を描かねばならない。
つまり秋川のふっとい指がグラスのどの部分にかけられ、どのように支えているか……
それを、きっちりはっきり描き出さねばならないのだ。

これは怖い……てか、大変。

一切のごまかしが利かない。

今回刊行される作品の中にもワイングラスを持つシーンが出てくる。
ネームチェックのときも、組版も、webにUPされたときすらも
うん、OK、とすんなり通したシーンだった。
それどころか、ワインに体温を伝えないように柄を持つ描写に
「すごいな、ちゃんと描いてくださってる」なんて感嘆していたのだ。
ところが、他の原稿を書くために調べ物をしているときに
そのグラスの持ち方が実は日本独自のものだと知ってしまった。
海外ではワイングラスの柄を持つことはなく
名だたるセレブ達はみんなしてグラス本体(ボトル)部分を持っている。
(いわゆるマフィアのブランデーグラス持ちですな)
そして、それこそが『正当な』ワイングラスの持ち方で
柄を持ってカンパーイなんてやるのは日本人ぐらいなものだというのだ。

いやーびっくりした。
井の中の蛙、井戸水で溺死、である。

速攻で漫画の編集担当さんに電話をして
「ど、ど、ど、どー-します?」と訴えた。
日本式と海外方式(正当派)どっちにするか
しばらく討論(実際は、ふたりして驚きまくっただけ)し
元のまま、日本式で行くことにした。
どっちを描いてもご指摘を受けかねない。
日本式で描けば、正当派を御存知の方は違和感を覚えるだろうし
正当派で描けば、日本式しか御存知ない方は首を傾げるはずだ。
それならば、ここは日本なんだし日本式でいいじゃないか……
と開き直ったわけである。
(微妙に数の原理なんて言葉がちらついた)

そんなやりとりをしながら
私はずっと「漫画怖い、漫画怖い、絵って怖い~!!」と
思い続けていた。
文章ならいくらでもごまかせる。
でも、絵はそうはいかない。
これではイラストレーターさんを始め、絵を描く方々から
いろんな問い合わせが来るのは当然である。
適当にーですませていい問題ではなかった……
これまで秋川関連の絵を描いてくださった全てのイラストレーターさん
漫画家さん、本当にごめんなさい。
以後、もっと真剣に考えてお答えいたします!

ということで、今後とも秋川は絵画分野への進出を目指すことなく
ほそぼそと曖昧な文章を書き続けることを決意する次第である。



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【刊行予告】

 誠に申し訳ありませんが、三ヶ月連続刊行となります。

   
   9月30日  『居酒屋ぼったくり6』       アルファポリス
   10月30日  『放課後の厨房男子 進路編』   幻冬舎
   11月下旬  タイトル未定(初校終了済)     S

【年内脱稿予定】

   9 月末(希望的観測) 居酒屋話 A社
   12月末(熱望的観測) 百貨店話 K社

【鬼が笑う話】

   AGKBK……のうちの四つ、できれば三つぐらい……で勘弁していただきたい(涙)


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 以上、秋川の現状、及びブログがまともに更新されない訳(=キャパオーバー)でした!

 とっぴんぱらりのぷう。





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