So-net無料ブログ作成
検索選択

『黑心居酒屋』発売中! [小説のこと]

的確すぎて言葉もない。

拙作『居酒屋ぼったくり』を翻訳して海外で出版したい
というお話しをいただいたのはかれこれ一年以上前のことだ。
(実ははっきり覚えていない)
正直に言えば、あのこてこての日本、下町、しかも昭和風味の話を
海外に持っていって大丈夫なのだろうか? と疑問満載。
でも、せっかくのお話しだし、海外版の『居酒屋ぼったくり』が
どんな感じになるか見てみたいという気持ちもあって快諾。
コンセプト的な説明を受けたり、契約書を交わしたりで
あっという間に時が過ぎ、今に至る。

……で、先日、『表紙が出来ましたよ~』と連絡をいただき
どれどれ……と拝見して悶絶。

タイトル「黑心居酒屋」

もうね、おばさん踊り狂ってしまいましたよ。

「ぼったくり」なんて言葉、どうやって訳すんだろうと思っていたら

「黑心」

素晴らしすぎて、しばらく表紙に見入ってしまった。
挙げ句の果てに印刷してほれぼれと眺めた。

現在日本で発売されている『居酒屋ぼったくり』の表紙は素晴らしい出来だ。
作品の雰囲気をしっかり掴み、より魅力的な世界を描いてくださっている。
けれど、あれをそのまま海外(台湾)にもっていったとき
国民性とかそのほかの事情を鑑みたらやはりちょっと違和感があるだろう。
でも、この表紙はそんな違和感を払拭し
まさに『台湾』受けしそうな仕上がりとなっている。

中国語圏の方達が大好きな『赤』をベースに
でかでかと書き抜かれた『黑心』の文字。
さぞや書店で人目を引いてくれることだろう。
内容に関しては、私には全く解読できないけれど
まあ元が元だし、多少ずれたところで……と不問。
発売日は昨日7月28日となっていたけれど
店頭に並んだかどうかも確認しようもない。
もしもここをご覧の方の中に
夏休みに台湾に行く予定のある方がいらしたら
ちょこっと書店など覗いていただけるとありがたいなあ……
(まあ、十中八九、見つからないだろうけれど……)

いずれにしましても『居酒屋ぼったくり』台湾版『黑心居酒屋』
台湾にて発売中。
表紙はこんな感じです、とご報告する次第である。



IZAKAYA BOTTAKURI stand.jpg




人気ブログランキングへ

レシピについて [日常]

美味しさなんて人それぞれ。

書くもの書かされるものすべからく食関係。
物書きとしての幅を問われまくる現実の中
レシピを求められるのはやむを得ないことなのかも知れない。
私が書きたいのはレシピ本ではないと主張するたびに
「でも、あなたの売りはそこなのだから」と返されて
うつろな目のままにレシピを盛り込む。

まあ……それが売りというよりも
それしか読みどころがないんだろうなあ……

などと思うたび、目の前の原稿をデリートしたい衝動に駆られる。

それはさておき、レシピ本として考えたとき
そこに最低限必要とされるのは分量、特に調味料の量だろう。
ぶっちゃけ、それすらも作中に盛り込めと指示されることもある。
だが、はっきり言えば、これは出来ない相談というものだ。
なぜならば、私が書いているものはおおむね家庭料理
しかも長年私が家族に提供してきた料理なので
食材から調味料、調理時間に至るまでファジーもいいところ。
作るたびに味が変わるし、まともに量ったことなどない。
その計測のために料理を再現するのは料理研究家の仕事で
物書きがすることじゃない……

というのは建前。

実のところ、私が書いている料理を私の味付けで作っても美味しくない。
(……たぶん)
なぜなら、私の味付けは、高血圧一直線かと思われるほどしょっぱい。
西の出身のくせに、東北の大酒飲みもかくや、と思うほど濃厚なのだ。
最近でこそ、健康に留意してあれこれ控えるようになったとは言え
それでもやっぱり『濃い』のではないかと思っている。
もともと薄味で作られたレシピであれば、少しずつ調味料を足すことも出来るが
基本が濃厚な味では日頃から薄味に慣れている方にとってはお手上げ
鍋ごと捨てるしかないという大惨事が発生する。
そんな罰当たりなレシピなんて書くわけにいかない。

ということで、私の話に分量付きのレシピが入り込む可能性はひどく薄く
もしもこの先、秋川料理レシピが世に出ることがあったとしても
それは、凄腕のフードコーディネーターの徹底した管理の下に作成された物で
昔から秋川が食べてきたものよりもかなーり薄味であると
お考えいただきたい。(ちなみにそんな予定は皆無)
でもって、どんなプロが薦めるレシピであっても
家庭の味に従った調整なしでは
なんとなくそぐわない味になるのでは……?
なんて、密かに思っている次第である。



人気ブログランキングへ


二枚爪 [日常]

栄養不足とは思えないけれど……

このところ爪の劣化が激しい。
両手あわせて10本の指の爪が
すべて薄く剥がれ、いわゆる「二枚爪」になっている。
痛くはないけれど、見た目が大変に悪いし
ちょっとしたときに引っかかって面倒くさい。
もしもストッキングなど穿いた日には
「きゃー! 伝線ーーー!」
などと絶叫する羽目に陥るだろう。

カルシウム不足なのかと思って
小魚やら乳製品を取ってみたけれど
よく考えたら私の骨密度は年齢にあるまじき高さ。
爪だけがダメージを受ける理由がわからない。
ストレスが原因? 
とも疑ってみたが、そんなもの昨日今日に始まったことではない。
いきなりすべての指が二枚爪になるのは解せない。

こんなときには検索だ! とばかりに
インターネットであれこれ調べてみたらあっさり解決。
原因は『乾燥』および『衝撃』らしい。
私は別にそこらの物をばんばん殴ったりはしていないので
原因は乾燥一択。
さらなる検索で、乾燥の主な原因は過度の水仕事と判明した。

過度の水仕事……?
手で洗濯した覚えはないし
食器だってそんなに大量に洗ってない。
夜遅く帰宅する息子の食器など勝手に洗え状態で
水仕事なんてろくに……
と首を傾げていたら、もう一文発見。

『乾燥による二枚爪は水泳選手などにも散見』

あ……これだ。

不肖、秋川、あまりのデブに堪りかね
今年の春から水中歩行開始。
やるときはやる! というよりも偏執狂的性格により
三ヶ月間、せっせとプールに通い詰め
行くたび一時間は水に浸かりっぱなし。
そりゃあ皮脂も失せ果てるというものだ。
どうせ失せるなら皮膚表面ではなく皮下脂肪にしてほしいが
なかなかそうはいかない事情があるらしく
出来上がったのはスリムな体型ではなく二枚爪。
これを『とほほ』と言わずしてなんと言おう、である。

皮脂不足による乾燥なのだから
対策としては脂分を補充するしかない。
インターネットには爪先にクリームを塗れとか
マニキュアを塗れ、とか書いてある。
マニキュアなんて我が家には存在しない。
とりあえず、ハンドクリームを……と思って塗り始めてみたが
これが極めて面倒くさい。
ハンドクリームを手の平に塗るのは簡単だけれど
爪の一本一本にくまなく塗るのはけっこう時間がかかり
思わず「キー!」と叫びたくなる。
ネイルアートに勤しむご婦人方を尊敬することしきりである。

大量の水に浸れる水中歩行はストレス解消にもってこいだから
出来れば続けたい。
それでも、パソコンのキーを叩くたびに目に入る指先が
悲惨な状況なのはやっぱり辛くて
せっせとクリームを塗り続けているが目立った改善はない。
どこかに、劇的な改善を望める方法はないのだろうか?
そんなことを思いながら、ため息ばかりつく日々である。



人気ブログランキングへ







未成年選挙権者の親 [日常]

自分の投票はさておき。

うちにはふたりの子どもがいる。
ひとりは昨年、もうひとりは今年選挙権を得た。
年齢差が三歳あるのにファースト選挙が同じ年というのは
息子としては『納得出来ん!」ということらしい。
だが、『まるごと二年間、どこかの知事のような突発的な選挙が
なかったこと自体は評価に値する』と言っていることから考えて
それなりに判断の芽は育っているのだろう。
問題は棚ぼた的に有権者となってしまった娘である。

うちの娘は、なんというかあれだ、世情に疎い。
本はたくさん読むのだが、文学とかライトノベルからは
なかなか現在の社会状況を推し量れない。
これまでは家族、もっぱら夫と私の会話から
世間の動きを察していたらしいのだが
現在はそれも月に一度か二度あるかどうか……
新聞を読むように促してみても
やはり一面のタイトルをさらっと見て終わり。
投票行動を支える見識は育ちそうにもないのである。

学校が教育すべきだという考え方もあるだろう。
けれど、実際問題、18歳というのは実に微妙な年齢で
有権者はクラスの半分にも満たないかもしれない。
ただでさえ受験勉強だの就職準備だので忙しいというのに
そこににわかで有権者教育を突っ込んでみたところで
どれほどの効果が望めるだろう。
少なくとも今年、目の前の選挙には間に合いそうにもない。

やはりここは家庭の出番……

親たるもの、子どもを社会に送り出すにあたって
選挙権の持つ意味とその行使に当たっての基準なんてなものを
しっかり教育すべきだ!

そりゃあもう、初代未成年有権者の親としては燃えまくった。
だがしかし、具体的に何をすべきなのかさっぱりわからない。
何をすべきか、というよりも、自分自身の支持政党や支持者の影響を
与えないままに、子どもに選挙行動を促すのは難しすぎる。
どうしたって支持政党については熱く、いささか甘く語ることになるし
逆の場合はひどく痛烈な批判を伴ってしまう。
これではいかん、となんとか冷静に、第三者的に語ろうとして
選挙公報など熟読してみたものの
書いてあることを読んだだけでは政党の目指す処どころか
そんなものがあるかどうかすら窺い知れぬ。
さらに選挙公報の中に誤字など見つけた日には
おととい来やがれ! と叫びたくなってしまう。

結局、どうすることも出来なくなって
ポスティングされてくる広告や、新聞の関連記事
選挙公報をテーブルに積み上げ
『残らず読め!』というのが関の山……
水不足と酷暑に怯える夏、投票日まであと一週間
未成年有権者の親としての責任を考える日々である。





人気ブログランキングへ