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救いの人間ドック [日常]

全面パスより遥かにマシ。

メンタルがお子様と言われればそれまでだが
私は食品以外の嚥下が大変へたくそだ。
というよりも、絶望的に出来ない。
薬は粉、錠剤の如何を問わずオブラートに包まないと飲めないし
ドリンクタイプはまず飲めない。
薬っぽい、という意味で野菜ジュースもいまひとつだし
青汁なんてもってのほか(これはちょっと意味合いが違う?)
そんな私なので胃腸の検査は二の足どころか八とか九の足を踏む。

過去に二度、胃カメラを飲んだが
一度はアニサキスに進入された疑いがありやむを得ず
二度目は胃痛を起こして駆け込んだ病院で悪魔のように検査好きな
医師(イケメン)に拉致されて……
どちらも胃カメラか清水の舞台から飛ぶか、と問われれば
鉄板で清水ダイブを選ぶ心境だった。
バリウムに至っては、未だかつて飲んだことはない。

こんな具合なので、健康診断は特定健診がせいぜい
人間ドックは不可能だと思っていた。
なにせ、人間ドックは胃カメラもしくはバリウム必須だったし……

ところが、先日誕生日を迎えるに当たり、自分の年齢とじっくり向き合った結果
「やっぱり検査とか受けないとやばいよねえ……」
という気持ちになってしまった。
(まあ、具合の悪いカ所がふたつみっつあるせいもある)
昨冬、これまた医師に叱られて(悪魔の検査好きとは別人、でもイケメン)
特定健診というのを受けたが、これでは網羅できない場所が多すぎる。
特に女性器官については全面的にアウト、年齢的に危険は日々高まる。
ちょっと見てみるか……と目の前のお利口さんな箱に訊いてみた結果
『胃カメラ、バリウムが苦手な方向けのレディースドック』なるもの発見。

なんという秋川仕様! と大喜びで詳細熟読してみたら
『胃カメラ、バリウム』の代わりにABC検査をおこなうらしい。
ABC検査というのは、要するにピロリ菌の有無と胃の萎縮状態のみを調べる血液検査。
麻酔薬、ガス抑え、バリウム、カメラ含めてとにかく口から何も突っ込まない。
ただただ血を抜くだけである。

よっしゃ、任せろ。経口投与は苦手だが、血液検査は大得意。
不肖秋川、新人ナースばっちこいの極太血管保持者なのだ。
人間ドックは受けた方がいい、でも胃カメラ、バリウムは……
とここ十年以上、うだうだしていた私にとってこれ以上の朗報はない。
勢いに任せて受診を決定し、その場でweb予約を済ませた。
(まあ便利な世の中ですこと!)

もちろん、胃の検査はカメラあるいはレントゲンのほうがいい。
そんなことは百も承知だ。
でも、それが苦手なために、その他の検査項目を全部パスするぐらいなら
胃関係の検査精度が半分になったとしても(いや、詳しくは知らない)
この抜け道ありの人間ドックを受けるべきだろう。
惜しむらくは、胃カメラかバリウムが入っていないと健康保険組合の補助がおりず
全額自己負担となりそうなこと。
でもまあ、どこかが痛くなるたびに『重大疾病?』とおびえるよりは
さくっと調べてもらったほうがいい。
万病の元といわれるストレスがてんこ盛りの身だしねえ……

ということで、人生初の人間ドック。
がんばれまけるな秋川滝美! なのである。




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復帰宣言&刊行予告 [日常]

いかんなあ……

一月から始まった入試騒動のせいで
見事なほどに執筆が滞っている。
幸い、この展開を見越して余裕のあるスケジュールを組んでいたので
うおおーー! 一日三万字書かなければ〆切に間に合わん!!
なんてことにはなっていない。
それどころか、本来夏に書こうとしていた原稿を前倒しできるぐらい
のんびりゆったりスケジュールになっている。

にもかかわらず、この不安というか焦燥感はなんだろう。
二月末に居酒屋話の次巻原稿をUPしてからおよそ一ヶ月
校正、改稿作業は入ってきているものの、執筆自体をしていない。
新しい物語を一行も紡がずに一ヶ月が過ぎたなんてデビュー以来初めてのことだ。
脳内で蹲る登場人物たちを「とっとと動け!」と蹴飛ばすこともなく
本筋から遠く離れて駆けていく奴らを無理やり呼び戻すこともなく
あまつさえ、家事に勤しむこともなく……
正直、そんな生活はとても楽だ。
いつもならあまりにも遠くてパス、ですませる彼岸の墓参りとかにも
ほいほい出かけていける。
でも、そんな生活が一ヶ月近くなると
このまま書けなくなるのでは……と怯え始める。
つくづく小心者だと呆れ果てるが、物体の運動を維持するエネルギーよりも
止まっている物体を動かすエネルギーのほうが大きそうだ。
(物理は赤点なので定かじゃない)
そろそろちゃんと書かねば……と思った矢先に
某通販サイトから流れてくる予約情報……

うわ! これもう予約開始してるんだ!!

いかんいかんいかん、ストックがなくなる! 書かねば!!!

ということで、秋川、四月一日(微妙に甘いな)より物書き復帰。
怠け癖は成層圏の彼方にぶん投げ、毎日きっちり執筆することを誓います!

ちなみに予約が開始されているのは百貨店話、
どちらさまもよろしくお願いいたします。



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刊行予告

  『幸腹な百貨店 デパ地下おにぎり騒動』(講談社) 5月11日刊行


   バブル世代のおっさんデパートマンが、地下に人気おにぎり店を誘致せんと
   頑張る話です。
   お? と思われた方は、ぜひぜひ各通販サイトをチェックしてやってくださいませ!


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遊びと仕事と [日常]

うまくバランスが取れればいいのにね。

下の子の受験は上出来に終わったけれど
それ以外がすべて上手くいっているかと言えばそうでもない。
ま、世の中色々ありますなーと苦笑いしながら
とりあえず命の洗濯と、旅に出た。

とはいってもいつかのような気ままなひとり旅ではなく
もうひとり腰(あるいは脛?)にくっつけての道中。
しかもあきらめ悪く、パソコンを抱えての大移動。
我ながら、いずれは椎名誠先生になれるのではないか?(スタイルだけね!)
と思うぐらい、あっちこっちで仕事をしていた。
楽しみきれない自分を哀れみつつ、それでも仕事が片付いて
よかったと思っているのだから処置なし。

にしても、変な移動だった……
当地→北陸→東海→近畿→当地。
しかも北陸から東海へのルートは高山線経由で
雪深き飛騨高山を呆然と眺めながら通過。
いっそ白川郷にも足を伸ばせばよかった……。
(いや、行きませんけどね、寒いし)

半分は取材旅行だったので当初は北陸と東海で
とどめるつもりだった。
でも、とっとと受験を終わらせた下の子が無類の京都好きで
「京都、京都、京都ーーーーー!」と大騒ぎ
やむなく一泊延ばして京都にも立ち寄った、という次第。
おかげさまで、四泊五日の大旅行となってしまった。

ますのすしを爆買いし、かまぼこと日本酒をむんずと掴み
朝食ビュッフェは和、洋二回り。
京都ラーメンもおばんざいもぬかりなくいただき
毎日毎日、パフェ、パフェ、ケーキ、わらび餅にパフェ、の繰り返し
お土産はお菓子に漬け物、佃煮、酒、酒、酒……
ものの見事に体重増。
結局、ストレスがあってもなくても秋川は太るのだと実感した。

でもまあ、旅は楽しかったし、途中で夫にも会えたし
雨にも雪にも降り込められなかった。
問題は、母+18歳ということで、時節柄受験生親子と看做されたらしく
どこのホテル(&店)でも『お飲み物は?』と訊ねられなかったこと。
実際、どこもかしこも受験生親子だったから仕方ないけど
やっぱりちょっと、いや、かなり残念だった。
だったら、自分で注文しろよ! と思うけれど、保護責任のある子どもを
連れていることに間違いはない、周りに受験生にも配慮と断念。
お酒はお土産で楽しむことと相成った。

というわけで、珍道中終了。
子どもとふたりで旅をするのもこれが最後かなーなんて
ちょっとしんみりしている。
とはいえ、我が子はふたりとも放置上等の大学生。
かくなる上は、ひとりであっちこっち行きまくってやろう
お酒も一杯飲んでやるーーー! なんて拳を握って吠えていたら
某社編集担当様からメール。

『そろそろ次巻打ち合わせを……』

う……?

某居酒屋話の次巻原稿は上げた、おっさん奮闘記の校正も戻した。
しかも校正は、たった今通りすがりの宅配便に渡したところ
そのタイミングでこのメール……さすがは幻術使い(←大間違い)
ははは……まあ、遊んでばっかりは許されないってことね
せっかく不良母ちゃんまっしぐら! と思ったのに無念無念。

などと乾いた笑いを上げつつ、パソコンを開く。
さて……男子校の腹減り君たち、今度は何をしでかすやら……









刊行予告&ご報告 [小説のこと]

出していただける幸せ。

昨年末に大騒ぎをして校正を終えた原稿。
その後、順調に進み、刊行に漕ぎ着けました。

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『居酒屋ぼったくり7』 アルファポリス 2月28日発送 → 27日でした!
『いい加減な夜食4 文庫』  〃    3月16日発送


 居酒屋話は依然としてじたばたの展開、夜食文庫には書き下ろし小話が入ります。
 店頭でお見かけの際は、よろしくお願いいたします。


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まずは目出度き春。

でもってご報告。
我が家の受験戦争はあっけなく収束いたしました。
なんというか、あれだ。
目的がはっきりしている奴の受験は決着が早い。
そうとしか言いようがない展開だった。

とにかくこれが学べればどこでもいい、というわけではないが
学問、特に文系なんてやる気次第でどうにでもなるし
これまで学業にかけた努力の量を考えたら高望みの余地すらない。
親の助言に従って、望む学部がある大学をリストアップ
しかるのちにどんな教授がどんな研究をしているかを調べ上げ
行きたい学校を絞り込んだ。
そこには偏差値やランクという概念はほとんどなかった。
偏差値が高かろうが低かろうが関係ない。
(そもそもうちの子、自分の偏差値がわかってない)
縁がなければ落ちるし、あれば通る、そんな感じだった。

かくして臨んだ入学試験、受けた学校は三校。
いや正確には二校だな……
(一校は割り振られた受験地があまりに遠くて
翌日の本命校に支障を来しそうでパスした)
上の子の中学から始まって以来初めて『補欠』という文字を見たあと
本命大学本命学部を見事にゲット。
センター試験含めて我が子の受験は都合4日で終了となった。
一方、世間様では入学試験はまだまだ続いている。
行くとこはあるんだし、どうせなら他の学校も受けてみる? 
という下らなすぎる親の言葉など端から無視で
我が子はさっさと参考書の類いを片付けてしまった。

まったくねーここまでぶれないといっそ清々しいわ!
なんて苦笑しながら、書類を揃え、入学金その他も払い込み。
延納手続きなんてとんでもない! の熱望入学。
めでたく我が子は春から大学生になることになった。
やれやれ……と安心したところに速達到着。

「○○大学 後期入学試験受験票」

おう……
確かに、まさか前期で受かるとは思わなかったから出願しましたが
お宅はすでに我が子に入学許可をくださったでしょう?
お金だって耳を揃えて払ったじゃないですか。
それとも……もしかしてあれは巨大などっきり???

なんてびくびくしながら過ごしている。
受験料を返せなんて野暮なことは言いませんが
「なーんちゃって」だけは勘弁してね!

ということで、心配してくださった皆様
誠にありがとうございました。
現在も受験続行中の皆様には、第一志望ゲットの合格菌を
お届けいたします。
ただし、この合格菌、難関校には効きそうにありませんので
ご自分でパワーアップさせてくださいませ。(深礼)



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何も手につかない [日常]

三年前のほうがまだマシだった……

高校と大学のダブル受験+夫の赴任準備
これ以上に過酷な状況はないだろう……
そんなことを思っていた三年前の私に中指を立てたくなる。
今年の我が家には受験生がいる。
あらゆる意味で(本当にあらゆる意味で!)
受験資格を得られるかどうか怪しかった我が子。
とんでもない裏技でなんとか受験に漕ぎ着けた。
とはいえ……受験できると合格できるはまったく違い
我が子の戦況は目を覆うばかり。
これはもう予測の範囲内で、本番は来年だと腹をくくってはいた。

だがしかし……
実際に受験期に突入してしまえば
なんとかなってほしい、なるのではないか?
と思ってしまうのが親の浅はかさ。
全身全霊の力を投入し、当地の大雪を回避させたまではいいが
それで力尽きた母は、我が子の武運を祈る余力なし。
かくして我が子は実力どおりの得点状況。
ということは、どちらの学校もお呼びじゃない~ってことで
これから始まる一般入試に向けての努力が必須。

それなのにああそれなのにそれなのに。
我が子は本日も通常営業。
(要するにエンジンはかかっていない状態)
そんな我が子が気になって気になって
何が出来るわけでもないのに私は仕事が手につかない。

三年前はできないできないと言いながらも
もうちょっと書いていた記憶がある(気のせいかもしれない)
だが今回は本当に無理だ。
息子の中学から始まって幾度かの受験を通り過ぎてきたけれど
今回は心配しなければならない要素が予想外すぎて
経験値が役に立たない。
(おまけに上の子が留年危機に陥っているし!!)
ただただため息をつくばかりの日々、原稿はちっとも進まない。

まったく弱いよなあ……秋川。
なんて我が身を嗤いながら、本日届く予定の校正ゲラを待っている。
作業なら出来る、出来るはずだと信じて……



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あけてしまっておめでとうございました。 [日常]

正月はいずこ……

またしても大掃除に着手できず、年越し感皆無の秋川ですが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。
いや、大掃除はしようと思ったのだ。
去年もなんやかんやでパスしてしまったから
今年こそちゃんとやろう、さもないとどえらいことになる……と。
ところが、どういうわけか今年は巡り合わせが最悪で
進行中の仕事がすべて手元に集まった状態で年を越すことに……

具体的にどういうことかというと
年の瀬ぎりぎりに校正原稿が届いたり
ちょっとした書き物の〆切を勝手に年内と決めていたり(自業自得)
余裕で書き上げたはずの原稿の改稿指示が異様に早かったり……
私としては、今年の仕事は12月20日まで、以後は主婦に専念!
と思っていたのだが、そのすべてが瓦解してしまった。
もちろん、どの版元も『作業は年明けで~』と仰ってくださったのだが
私の性格上、やるべきことがあるのに休むことは不可能。
したがって、21日以降も秋川続行、主婦復帰叶わず、となってしまった。

おまけに、12月の中頃、突然ガスコンロ昇天。
一切着火しなくなってしまった。
このコンロ、すでに14年使っていたからそろそろなあーとは
思っていたのだが、どうにもこうにもタイミングが悪い。
それでもガスコンロなしでの年越しはあまりにも無謀。
(というか、生活自体が成り立たない)
あわててガス屋さんに連絡して、これまた怪しい給湯器共々交換。
さらに、コンロ交換が終わった翌日、同じく14年もののオーブンレンジ昇天。
壊れたレンジを車に突っ込んで、新品を買いに走ることになった。
おかげさまで、コンロまわり、レンジとも新品で掃除の必要はなく
コンロがきれいならまあいっか……とすべての掃除を放棄……
頭上の換気扇は見ないことにして、年を越した。
いや、見ないことにするも何も、実際見ている暇など皆無だったのだ。

校正作業をしながら黒豆を煮、栗きんとんの芋を漉しながら小話を考え
ブリ照り焼きをグリルに突っ込んで改稿作業……
もはや、どこで秋川を片付けていいのかわからない状態。
わっせわっせとおせちを詰め、おおSMAPがいないジャニーズカウントダウン!
とか驚いて(今更?)いる間に年が明け、詰めたおせちをつついている間に正月終了。
この間に、ちょっとした用で二回ほど郷里と当地を往復もしたのだから
私ってどんな働き者よ!!!!!
である。

ということで、例年にもましてどっっったばっっったな年越し。
来年、来年こそはのんびりしたお正月を~!!!
(てか、真面目に掃除しないと家があ……/涙)
と思いながら……もしかしたらやっぱり無理かも……
と今から諦めている。

こんな私ですが、皆様、本年もよろしくお願いいたします。

ちなみに年末に片付けたものは2、5月ぐらいに刊行予定。
今年の刊行はあと2冊と文庫が何冊か……という感じです。
詳細、決まり次第ご連絡いたしますのでこちらもどうぞよろしく~



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未完の大作製造器 [小説のこと]

業務連絡。

某社秋川担当編集様
毎日せっせとキーボードを叩いておりますが
18万字になんなんとしても話が落ちませぬ。
私の書くものは概ね13万から14万字でひとまとまりですが
短編一話分超過してもエンディングに至っておりません。
その上、大詰めに持ち込まなければならないところで
とんでもない別ルートを思いつき脂汗がしたたっております。
かくなる上は、秋川自ら国外逃亡……
と思ったら、パスポート切れてた……orz

というのはリアルな話ですが(冗談とちゃうんかい!)
秋川の場合、大変良くあることです。

ストーリーをあれもこれも突っ込みたくなって収拾がつかなくなり
でやでやと無理やり書き上げた挙げ句
片っ端から削っていく。(号泣と共に)
もちろん、執筆途中でも書いては捨て、書いては捨て、しているので
ひとつの話を書き上げるために倍とまでは行かないまでも
1.5倍ぐらいの文字を叩いていることになる。
削った文章を移したファイルを振り返る度に、
なんという労働生産性の低さ! 項垂れてしまう。

時には自分で削りきれなくなって
編集担当さんに「いらないところ捨てて」と丸投げもする。
気の毒な編集担当さんは、だらだらと締まりのない文章を
必死こいて削ってなんとか形にしてくれる。
時には、いらないところは山ほどあるのに
肝心なところが描写不足でわけがわからない、なんてことも。
そのたび、編集担当様(筆者校正『さん』→『様』)は
ものすごくすまなそうに『ここらあたりをもう少し……』
なんておっしゃるわけである。
そんな工程を何度も繰り返して、ようやく秋川の話は出来上がる。

けれど、編集担当様から見た場合
これは本当に面倒くさい作業だと思う。
毎日毎日、書けない書けないと騒ぎまくる物書きを捕まえて、
呑ませて食わせて書かせるよりはマシかもしれないが
書くには書くがそもそもなっとらんという物書きも相当質が悪い。
昔の文豪など誤字脱字ですら恥だといった人もいた。
そんな人にとって編集者校正が入るなんて論外なのだろう。
私は超平成デビュー(謎表現)の物書きなので
昔の文豪と比べるのもおこがましいのであるが
感覚としてはどっぷり昭和で、文豪寄り。
『それが編集の仕事だろう、ごらあ!』なんて居直れるわけがない。
またしても、だらだらと書き散らかして申し訳ありませぬ。
平に平にご容赦……
土下座でも何でもしますので(腹の肉がつかえますけどね)
どうかこの話をなんとかしてやってください、なのである。
というか、編集担当様がいなければ即死。
編集担当様についていただける商業物書きになって
本当によかった、と思う瞬間である。

ということで年内最終原稿、脱稿という名の下駄預け完了。
このあと削って足して整えて……という作業が始まるし
初稿の出来からしても先行きはとても暗いが脱稿は脱稿。
あとは来年頑張ることにして、秋川は主婦に復帰~
と思った、あと一本小話を書かなければならなかった……orz
ううむ、今年の秋川家の大掃除はいかに??




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病院で風邪を引く [日常]

病院に行って病気になるとは。

いわゆる『特定健康診査』という奴を受けてみようと思った。
なにを隠そう秋川、歯医者が呆れかえるほどの反射の持ち主。
喉の奥になにかを入れられると嘔吐きまくりむせまくりで
毎度毎度、ドクター大奮闘。
型取りのための樹脂(?)を固めに練って短時間で終わるようにしたり
隣りにはりついて、『はい、秋川さん、鼻から息をして~』
『あと一分ですよ~』なんて励ましまくったり、それはそれは大変。
そんな私にとって、バリウムを飲むなんて自殺に等しい暴挙。
それぐらいなら胃カメラの方がマシだ! と胃腸科に突撃するほどなのだ。
従って、一般的な健康診断というものは十年以上受けておらず
先般、とうとうかかりつけ医に叱られた。
というか、コレステロール等の血液検査は特定健康診査に含まれるから
それを使えばただでできますよ~とアナウンスされたのだ。
要するに、朝飯抜いて受診券をもってきやがれ、ということである。

そんなわけで、特定健診のために病院に出かけた私が見たのは
患者で溢れかえる朝の待合室だった……orz
普段なら午前中に医者になんて行かない。
混み合っているのはわかっているし、朝から病院に来るのは
待合室を社交の場にしている一部お年寄りと
仕事を休んでまで病院に来なければならないほどの重篤患者。
つまり、待合室はまごうことなき風邪引きさんでいっぱいだったのだ。

うわあ……やばい……

そうは思いましたよ。
あわててマスクだってしたし、呼吸すら浅く、回数だって控えた。
でも、そんなもので対抗できるような状態じゃなかったんですねえ……
身長、体重、血圧、内診、問診、採血……
それらをご機嫌良くこなし、帰宅してから二日後
夕方から寒気を感じ、あれよあれよという間に体温計は38度を超えた。
インフルエンザでもないのにこんな高熱が出せるなんて
さすが半年以上ジムに通って体力を付けただけのことはある……

じゃ、ねえよ!!

どうするんだ、仕事は~!!!

思わず冷や汗がたらり、たらり、それでも熱は一向に下がらない。
これはもう仕方がない、出来ぬものは出来ぬと諦めて闘病生活突入。
あいにくその翌日は休診日で病院にも行けず
これがインフルエンザだったらタミフルの有効期限も切れて大変だなー
とは思ったけれど、あのインフルエンザ特有の節々の痛さはなく
どう考えてもただの風邪。
その証拠に、翌朝には37度台まで熱は下がっていた。

だがしかし、そこからが長かった。

熱が下がった代わりに頭痛が起き、頭痛が去ったと思えばすごい咳。
そういえば、病院に『呼吸は大丈夫か?』と心配になるほどすごい咳の人がいたが
それとまったく同じ症状。
ううむ……私がもらったのはあの人の風邪か! と恨んでみても時既に遅すぎ。
丸一週間経った今でも、けふけふけほけほげふんげふんのごほんごほん、なのだ。

それでも具合が悪いから仕事が出来ぬ、とは言えないのが物書きの辛さ。
書けない物書きは、ただの社会不適合者だ。
電話は無理でもメールや原稿は打てる。
というわけで、細々と仕事は続けるもペースは落ちまくり……
遅れに遅れた原稿、年末までに上がるかな? と頭を抱えている。

どちら様も、健康診断受診のタイミングにはお気を付けあれ。
くれぐれも、期限が切れそうだからといって風邪大流行のシーズンに
朝っぱらから病院に行くことになりませんように……



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なんと呼びますか? [日常]

そこで使ってる名称が基本かなあ……

場所によって呼び名が変わるものがある。
いつだったかの居酒屋話にも書いたけれど
出世魚の呼び方などわりと地域性が高い。
ブリの小さめの奴(笑)をなんと呼ぶかで
その人の出身が西なのか東なのかわかったりして面白いし
ネタとしても十分使える。

だが、本当のところ、こういう場所によって名前が変わるものを
地の文として(登場人物の発言以外)書く場合
どこの呼び方を記すべきなのだろう……
てなことを考えたのにはわけがある。

実は現在執筆中の原稿に、とある名称を使った。
ところが担当編集さんはその名称を知らなかったらしく
お利口さんな箱に訊ねたらしい。
その結果、「ああ、あれのことですか」となったのだが
この場合、やはり私が使った名称を改めるべきだろうか……

私自身、その「もの」の呼び方が複数あることは知っていたし
私が使った名称が一般的ではないかもしれないとも思っていた。
それでも登場人物が動き回っている場所を考えたら
その名称が使われているのではないか、と思ったのである。
だがしかし、編集担当さんがその名称を知らないということは
世の方々の半分ぐらいは知らないのではないか。
『考えずに読める』だけが売りの拙作で、そんなひっかかりを
作ってしまっていいのだろうか……ううむ……
などと悩んでしまったのである。

ちなみに問題の品はこちら。

oobanyaki.jpg


全国、至る所で売られているけれど呼ばれ方は様々。
一番使用頻度が高い名称を使おうと思うのだけどさてさて……
(商品名は基本的に使えないので、兵庫を中心に使われているGは除外)




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四周年 [日常]

おかげさまでなんとか……

まずは日頃から私の書いたものを読んでくださる方々
刊行にあたり様々なご助力をくださっている方々に
深い感謝を捧げるとともに、皆様のご多幸をお祈りいたします。


4年前の本日、『いい加減な夜食』が刊行された。
以下はそれ以後、私が書き殴ったものである。
(もう知ってる! と言われそうだが、防備録として……汗)


2012年  

  いい加減な夜食

2013年

  いい加減な夜食 2
     〃    3
  ありふれたチョコレート

2014年

  ありふれたチョコレート2
  いい加減な夜食外伝
  居酒屋ぼったくり
     〃   2

2015年
  
  居酒屋ぼったくり 3
    〃     4
  放課後の厨房男子
  幸腹な百貨店 
  いい加減な夜食    文庫  1
     〃          2
     〃          3
     〃          外伝
  ありふれたチョコレート 文庫  1
  
2016年

  いい加減な夜食  4
  居酒屋ぼったくり 5
     〃    6
  放課後の厨房男子 進路編  10月28日刊行予定
  メシマズ狂想曲        11月15日刊行予定
  ありふれたチョコレート 文庫  2


 正確には、2冊ほどはまだ刊行していないが、脱稿しているということで入れておいた。
 (コミカライズ作品については、原作者にすぎないのでノーカウント)


にしても……いっぱいあるな。(爆)
 
思い返せば……デビューした直後だったかに、編集担当さんに言われた
「秋川さん、来年は3冊出しましょう! 出来れば4冊!」
 
……めちゃくちゃ温い笑いがわいた。

昨日までお気楽専業主婦だった奴に、無茶言ってんじゃねえよ! 

ところが、その編集担当さんは有言実行の人だったらしく
その年は本当に3冊出したし、さらに翌年は4冊の本が刊行された。

えーっと……この世には口だけって人が山ほどいて、みんなしれっと生きてるのですから
そんなに忠実に守る必要なんてありませんのよ、おほほほほーーー!

と高笑いで走り去りたくなった。
ってか、今も隙あらば走り去ってやろうと思っている。

正直、あなたはさー某社において目茶苦茶偉い人(のはず)なんだから
いつまでも泡沫物書きにちょっかい出してないで、会社の行く末とか真剣にだなあ……
と思ったりもする。
でもまあ、じゃあ担当チェンジ、と言われても大変困ってしまうので
ここはひとつ、大人しく薄ら笑いを浮かべておくことにする。
だが、現状手一杯、これ以上は無理っす!!!
新作とか言われても……
えーっと、新作ね、新作、時間ができ次第、なんとか……(←どあほ)

という感じの秋川滝美ライフ。
年3冊でもギャーギャー言っていたのに、ふと見たら、今年は5冊刊行
なにやってんだ、秋川。
もう年齢的に言っても量より質だ。
もっと一行一行、大事に書け! タイムトラベラーは引退しろ!
とか、叱られる前に逃げ出したい。
(要するに、いつだって逃げ出したいのですな)

とはいえ、本人の予想と能力を超えた数の作品が
どっかどっかと出て行き、おかげさまで物書きとして五年目に突入。
幸いあと二年ぐらいは仕事をいただけそうなので
頓死しない限り七周年に向けてじりじりと忍び寄ることになりそうだ。
(書いたものが全部出るとは限らないけど、23冊が全部絶版にならない限り
物書きを名乗ることはできる……はずだ)

ということで、秋川滝美、皆様に支えられ、鍛えられつつ五年目突入。
以下の3作、webサイト等で予約&販売開始されております。
ご興味のある方は、よろしくお願いいたします。


厨房男子2.jpg


夜食2漫画.jpg


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